ゴルフ練習器具2023.05.26

正しい位置で音を鳴らす練習でゆったりしたスイングリズムが身につく

インパクトゾーンで音が鳴る練習器具は、ただ単純に振るだけのモノと異なり、自身のスイングの悪い癖が出ていないか、チェックできる点が評価され、多くの女子ツアー選手も取り入れています。いろいろな種類がラインアップされていますが、ヘッドスピード約20~25m/sで鳴るように設定されている軽量タイプは、パワーがないプレーヤーでも無理せず使えますし、ある程度の速さのヘッドスピードの人でも、ゆったりしたスイングリズムを身につけることができると評価されています。

手だけで速く振ろうとしたり、身体が早く起き上がるのを防ぎます

ゆったりとしたスイングスピードでも音が鳴らせる練習器具は「ダイヤスイングSS」という商品です。ヘッドスピード約20~25m/sで鳴るように設定されている軽量タイプなので、パワーのないプレーヤーでも活用できます。

インパクトゾーンとフォロースルーゾーンで、カチっと音がなるのが、理想的。スイングリズムが早すぎたり、手打ちになったり、身体が起き上がったり、右肩が下がり過ぎてしまうと、インパクトゾーンよりも前で音が鳴ってしまいます。「飛ばしたい!」という気持ちが強すぎると、こういった悪癖が顔を出すようで、飛ばすという意識をなくし、とにかく、いい場所で音を鳴らしたいと意識して振るようにしたら、理想的な左側で鳴ってくれるようになりました。

軽量タイプなので、男性が振るとどうなるんだろうと、先日、コンペに出たときに何人かに試してもらったのですが、やはり、スイングスピードが速いために、振り回してしまうせいか、ダウンスイングの途中で鳴りまくっていました(笑)

「インパクトゾーンを長く取る意識で振ってみてください」とアドバイスすると、ダウンスイングよりもインパクト後に力強さを感じさせるスイングに大変身。「うわ、これ、イイ感じでスイングできるね!」と、ヘッドスピードのあるゴルファーからも大好評でした。

さらに、衝撃に強いグラスファイバーを使用して、耐久性にも優れているとのこと。鮮やかなブルーで、デザイン性が高く「カッコいいね」という声も、もらってしまいました。

手首の角度を意識して振れるので、自然とタメが作れるようになります

練習場にいったときには、鏡の前で、腕の形を意識しながら、スイング。バックスイングでは腕とシャフトがほぼ90度になるのが理想的とされているので、その形が作れるように、ゆったりとテークバック、ダウンスイングではコックがほどけないように意識しながら、下ろしてきて、インパクトゾーンで一気に開放させる意識で振ってみると、理想的な左サイドで音が鳴りました!

手首の角度を意識することで、自然にタメを作るスイングが身につくようです。クラブの勢いに負けて、ヒュッ! と早くリリースしてしまうことが多かったのですが、ガマンしてガマンして解放! のイメージで振ると、ヘッドスピードが上がっているのか、通常のクラブに持ち替えたときに、飛距離がアップしていました!

タメを作ること=飛距離アップを体感できたので、なかなか有意義な素振りグッズだと実感しました。意識していても、力んでしまったり、なかなか身につけられないんですけど、音だけを意識して、素振りを繰り返すことで、身体が覚えてくれるんですね。

音を意識した素振りで理想的なインパクトゾーンが身につきそうです

仕事がバタバタしていると、練習場に行く時間も取れないときがあるのですが、「ダイヤスイングSS」は、全長70センチなので、家の中で音を意識した素振りができます。これを続けることで、実際にボールを打たなくても、理想的な身体の動き、スイングを身につけることができそうです。

一瞬ではなくて、毎日、少しずつでも素振りをすることが大切です。音を気にしながら、インパクトゾーンとフォロースルーに意識を向けることで、スイングテンポが狂ったり、身体が動きすぎたりすることを防いでくれると感じました。

ゆったりしたスイングで大きく飛ばす。理想とするゴルフスタイルに近づけるように、しっかり素振り練習を続けたいと思います。