ゴルフ練習器具2024.04.24

パワーを余すことなくボールに伝えられるスイングを身につける

身体を使ってスイングしたいのに、ボールを目の前にすると、ついつい手だけで打ちにいってしまうせいで、飛ばない…そんな悩みを抱えている人、多いですよね。もっと効率的に身体が使えれば、パワーを余すことなくボールに伝えられて、飛距離は伸びるはず。頭ではわかっているのだけど、どうすればそんなスイングを身につけることができるのか? そんな悩みを解決できる練習アイテムを見つけました。

自宅にある柔らかな布などを詰め込んで活用するインパクトバッグ

プロやインストラクターが、四角い砂袋のようなものをクラブで叩いている練習動画を見たことがありますが、中身はどうなっているのか、重さはどれくらいなのだろう? と思っていました。『ダイヤインパクトバッグ』は、まさにその叩くためのアイテム。使用する前は、中に何も入っていない状態で、自宅にある布や毛布などを容量の9割程度になるように詰めて使うとされています。

大きな音が出るので、通常の打ち放しの打席では使いにくいなと思ったので、最近増えてきたインドアの個室タイプの練習場に持ち込んで使ってみることにしました。中に自宅にあった古いタオルや夏掛け布団を説明通りに詰めて、的の面を叩いてみましたが、軽すぎるのか、ふっとんでしまいました。中が布団だから?のダジャレではないです(笑)

最近の寝具は軽さを売りにしているので、少し軽すぎたよう。そこで、2リットルのペットボトルをビニール袋に入れて、タオルでグルグル巻きにしたものを真ん中に挟んでみました。すると、適度な重さになったようで、思い切り叩いたときに少しだけ動くようになりました。

天面がメッシュ素材になっているので、縫製部分が破裂しにくい構造を採用し、クラブで叩く側面にはアウトドアなどにも使用される「ターポリン生地」を使用。これはポリエステル製の布を、軟質の合成樹脂で挟んだビニール素材の生地なので耐久性も備わっているので、クラブで叩いても穴があく心配がないとのこと。まずはハーフスイングで的の部分を思い切り叩く練習からスタートしました。

インパクト時にグリップがゆるみがちだったのを矯正できた

ハーフスイングでも、インパクト時にきちんと力が集中していると、『ダイヤインパクトバック』がターゲット方向に少しだけ動きます。さらにすごい大きな音が出ます。ハーフスイングから、バックスイングをだんだん大きくしていったのですが、何も意識しないで、散漫に叩いていると、叩いたときに音が小さかったり、インパクトバッグが動かなかったり、バラつきがあります。ハーフスイングだと、きっちり的をとらえることができていたのが、バックスイングを大きくしたことで、ダウンスイングの軌道がずれてしまっていたようです。

腕や手首だけで叩いても動かないし、インパクトで下半身が流れたり、あおるような動きが出てしまうと力が入らないんですね。下半身をどっしり作って、叩くときに手首のリリースや目標の方向への下半身の体重移動を意識して打ち込んでいかないといい音が出ません。また、以前にインパクトでグリップが緩みがちなのを、コーチに指摘されたことがあり、その悪い癖が出たときも、理想的な音が出ないようです。叩いた瞬間に力が集中できているとバッグが動くし、インパクトの時に力が分散しているスイングの時と、そうではないときで、音の響き方の違いが分かります。繰り返し、音の響きとバッグの動きを確認しながら、叩いていくことで、だんだん、インパクト時の力の入れ方を体感できるようになりました。

身体の動きがわかるようになってきたので、ドライバーに持ち替えて、実際に球を打ってみたら、インパクトバッグを叩く前より、10ヤード飛距離が伸びていました。何かを思い切り叩く動作って、普段の暮らしの中ではなかなかしない動きですし、ストレス発散にもなります。個室タイプのインドア練習場に行くときは、常に持参、決定です。

▼【商品ページ】インパクトバッグ