春本番。ゴルフのやる気スイッチもオンになりましたが、長い間、外で思い切りクラブを振っていなかったせいでしょうか? 本当は大きな筋肉を使ったゆったりとしたスイングが理想なのに、何だか、自分のスイングが小さくなってきてしまったように感じてしまいます。バックスイングではしっかりと左肩を入れて、トップからは力を入れないのに、自然にパワフルにフォロースルーまで加速したい。そんな理想的なスイングへ導いてくれそうな練習グッズを発見しました。
バットタイプの練習器具をゆったりと振って理想の動きを身につける
その練習グッズはダイヤから発売されている「宮里流Mスイング」。宮里聖志、優作、藍の宮里3兄妹を育てた宮里優氏が長年の経験から生み出したアイテムで、宮里流スイングが自然と身に付くとされています。
細めの金属バットのようですが、先のほうが少しふくらんでいて、先に重さがある感じです。長さは一般的なドライバーに近い46インチ、グリップ部分は通常のクラブと同様のグリップになっています。
説明によると「肩甲骨の可動域が広がり、左肩が入った大きくゆったりとしたスイングができ、飛距離にも期待が持てます。力を入れなくても飛ばすことを実感できるようになります」とのこと。練習場で、ゴルフクラブのように振ってみました。
先が重くなっているので、遠心力を感じられて、タイミングも取りやすい
総重量は550gと、ゴルフクラブと比べるとかなり重めです。そのため、手だけでスイングはできないので、身体を使ってゆったりとテークバックして、素振りをする形になります。振るだけで、理想の動きが身につくものなのかな? と半信半疑で振ってみましたが、確かに背中の大きな筋肉を使って、振っているのが自分でも意識できました。
先端部がふくらんでいるのは、そこに重さが集中しているからのようで、ダウンスイングでは、手が身体の近くを通っていくのもわかり、タイミングを取っていきやすく感じました。遠心力をうまく使って、ものを振るというのが、よくわかります。
ゆったり振っていくと、身体がだんだんほぐれてきて、そのあとに、ゴルフクラブ、特にドライバーを振ってみると、力を入れていないのに、ヘッドを速く振り抜けているのがわかりました。
距離測定ができる練習場で、試してみたのですが、「Mスイング」を振る前よりも、振った直後のほうが、ヘッドを走らせる感じが得られて、飛距離も伸びていました。