パッティンググリーン上、自分では狙ったところにパターヘッドを打ち出しているつもりでも、ボールはラインからはずれてしまう‥‥そんな経験、ありますよね。それは、ボールにパターのフェースをまっすぐに当てているつもりでも、実際は微妙に開いていたり、閉じたりしていることが原因なんです。そんな現象をチェックして、スクエアに打ち抜く練習ができるグッズを発見しました。いかに自分がパターのフェースをスクエアにボールに当てられていないかが、わかってしまいます。
その場でくるくる回って飛び出す?! それはちゃんと打てていない証拠です
その練習グッズは「パッティングボール」です。ボールの両側に小さなタイヤのようなものがついています。それらを目標ラインに対し平行にセットして、スクエアにヒットできれば、まっすぐに転がるといいます。
そんなの楽勝! と思い、早速、打ってみたのですが、まっすぐどころか、90度近く曲がって飛び出して、何だかその場でくるくる回ってしまっているように見えます。すっごい簡単にできそうなのに、一向にまっすぐ転がってくれません。
説明書きを読むと、タイヤ‥‥説明書きによると、コマと呼ぶらしいので、このあとはコマと称します。両サイドのコマを回すと、コマとコマの間が広くなるのですが、そうするとまっすぐ転がりやすくなるとのこと。まずは、極限まで広げて、再トライ。最初よりは、まっすぐ転がせるようになりましたが、それでもやっぱり曲がっていきます。なかなか難しい。
フェースをスクエアにあてるのは至難の業なので、今度はテークバックせず、フェースをスクエアに当てた状態から、フォロースルーでボールを押し出してみました。すると、まっすぐ前に転がるようになりました。感覚をつかむには、テークバックなしからのほうが良さそうです。
ボールのど真ん中に当てる意識を持つようになり、集中力もアップ
フォロースルーだけでパターヘッドの動きを確認したあと、小さくテークバックして、ストローク。そして、少しずつ、テークバックを大きくしていきました。曲がってしまうことも多いですが、だんだん感覚がつかめてきて、徐々にまっすぐ転がせるようになってきました。フェース面がボールにスクエアに当たるようになってきたということです。
難しいのは相変わらずですが、フェースをボールの真ん中にスクエアに当てることだけを意識して、ストロークしていくと、だんだん当てられるようになってきたので、今度はコマの部分を逆に回して、コマとコマの間を狭めた状態で、再度、トライしてみました。
すると、急にまっすぐ転がる確率がダウン。なかなか、難しいですが、ゲーム感覚で何度もトライしたくなるから不思議です。最初に間を広げたときと同じように、テークバックをとらずに、フェースをまっすぐに当てた状態から、フォロースルーだけでボールを押す練習をした後、テークバックを少しずつ大きくしていくと、だんだん転がせるようになってきました。でも、やっぱり難しい。
ボールの曲がり方をみていると、自分のパッティングでは、フェース面が右を向いたり、左を向いたりしているということがよくわかりました。どちらかというと、左に転がることが多かったので、アウトサイドからパターヘッドが当たっているようです。確かにグリーン上でも左にはずすミスが多いので、自分のミスの傾向がわかりやすいと感じました。
パッティングの練習は、入れるべきカップにばかり意識が向きがちなんですが、「パッティングボール」を使うと、パターのフェースをボールのどの部分に当てるべきなのか、ということに意識が集中してくるので、ヘッドアップもしにくくなり、ストロークの精度を高めるのにはかなり役に立つ印象を持ちました。
パターヘッドをきちんと動かせるようになれば、狙ったラインにボールを乗せやすくなるし、カップインの確率も上がりそうです。難易度の高い練習ですが、ゲーム感覚で楽しみながらできるのも、ポイントが高いと感じました。正確なストロークから生まれる正確なパッティング。今年は平均パット数を減らして、スコアアップを目指します。
▼【商品ページ】パッティングボール