1~2メートルの距離のパッティングが確実に入れば、もっとスコアは縮まる。わかってはいるものの、入れ頃外し頃のパッティングははずしてしまうことのほうが多い。もっと自信を持って、確実にカップインできるパッティングを身につけたい……そんな思いをかなえてくれるパッティング練習器を発見しました。シンプルな造りなのに、なかなか扱いにくく、ボールを芯でとらえられないと、まっすぐに転がってくれません。それだけに繰り返し練習して、パターの芯でボールをとらえる正確なストロークを身につけることができます。
まっすぐ引いてまっすぐ打ち出す…簡単なはずなのになかなかできない
豪快なティショットも1打ですが、短いパットも大切な1ストローク。わかってはいるものの、入れ頃外し頃の1~2メートルのパッティングがとにかく苦手なんです。ロングパットはマグレで入ったりするくせに、「OKの距離ではないけれど、その距離ならはずさないでしょう?」という距離のパットをお恥ずかしいことに、よくはずします(笑)
そんな私を叱咤激励してくれる練習器具を見つけました、それが「パットチェッカー」です。シンプルな構造で、よくある定規に色をつけたかのような見た目で、指定された青い丸の部分にボールを置いて、誘導ラインの通りにパターヘッドをまっすぐに引いて、まっすぐに打ち出すだけ、そんなシンプルな構造です。
家にあるパターマット「ダイヤパターグリーンHD2020」の上にこれを置いて、1.5メートル先にカップを設定して、いざトライしてみました。ただ、まっすぐに引いて、まっすぐに打ち出すだけ、本当にただそれだけなのに、ボールは左方向にコロコロと転がってしまいます。
何度やっても、左方向へコロコロ。いかに自分がフェースをかぶせてストロークしているかを実感させられてしまいました。
パットチェッカーの表面をよく見ると、細い1本のレールのようになっていて、きちんとストロークすれば、ここをまっすぐ転がってくれるようなのですが、どうすればきちんとストロークできるのでしょう?
フォロースルーでターゲット方向にヘッドを出す意識を持てるようになった
何度も何度も試す中で、自分はテークバックをまっすぐに引く意識は強く持っているのに、ボールをヒットした瞬間でパッティングを終えていることに気づきました。インパクト以降の動きを意識していないから、フェースがかぶる動きになっているようです。
テークバックも意識しながら、フォロースルーでもターゲットに向かって、まっすぐにヘッドを出していくイメージでヒットしてみると、ボールは左に曲がらずにまっすぐにターゲット方向に転がってくれました。
ロングパットでは、インパクト以降のヘッドの動きも意識できていたのに、距離が短いパットになると当てて終わりになっていて、結果的にフェースがかぶって当たって、左方向へのミスを誘引していたのです。
それがわかってから、フォローでヘッドをターゲット方向に出すことを意識するようにしたら、ボールはまっすぐに転がってくれるようになりました。
また、短いパットはカップインの音を左耳で聞く意識で、頭をあげないようにしていたのですが、「パットチェッカー」はボールを置く位置が青い丸になっているので、最後までそこを見る意識を持つことで、ヘッドアップしないクセをつけることもできます。
コンパクトサイズなので、キャディバッグに入れておけば、ラウンドの日の練習グリーンでパターヘッドの動きをチェックすることも可能です。ラウンド前のチェックにも役立てることができそうです。
シンプルな造りなのに、自分の悪いクセに気づかせてくれる「パットチェッカー」。これからは、短いパットでもフォロースルーを意識して、確実に沈められるようになりそうで、次のラウンドが楽しみです。
▼【商品ページ】パットチェッカー